安心のマーク神戸鍼灸マッサージ師会 公式ホームページ

(公社)兵庫県鍼灸マッサージ師会 神戸地区(神戸鍼灸マッサージ師会)の公式ホームページです。神戸地区(中央区、灘区、東灘区、兵庫区、長田区、須磨区、西区、北区)で鍼灸マッサージ施術を行なっているはり師、灸師、あん摩・マッサージ・指圧師の方や周辺地域にお住まいの方への情報提供を目的としています。

鍼(はり) 灸(きゅう)、あん摩・マッサージ・指圧施術とは?

ここでは、「はり、きゅう、あん摩・マッサージ・指圧施術」を受けたことがない方向けにどのような経緯で発祥した治療法なのかなどについてご案内しています。施術を受ける際の参考にしていただければと思います。

鍼(はり)、灸(きゅう)施術とは?

鍼灸は2000年以上前の古代中国で発祥した治療法で、日本には1300年ほど前の奈良時代に中国より伝来しました。平安から室町時代には鍼灸や漢方と言った中国医学が日本社会に定着し、江戸時代には鎖国の影響もあり、日本の伝統医学として独自の進化を遂げます。

その後、明治政府の西洋化政策によって西洋医学が台頭し、医療の中心は西洋医学へ移っていきますが、鍼灸は民間療法として受け継がれていきます。その後、2度の大戦を経て、一時は完全に禁止されかねない状況に陥りましたが、当時の関係者の尽力で、法律が整備され、身分が確立しました。2005年度からは国家試験となり、厚生労働大臣より免許を付与されるようになりました。

鍼は痛い?灸は熱い?

現在、日本で一般的に使用されている鍼は直径が0.1mm~0.3mm程度の滅菌済みのリスポーザルステンレス鍼(使い捨ての鍼)です。その鍼を鍼管というストローのような筒に入れ、鍼をポンポンと指でたたいて皮下に刺入していく方法が一般的です(管鍼法と言います)。

灸は乾燥させた蓬の葉の裏の綿の部分を生成してできた「もぐさ」を必要に応じて様々な形に指で成形し、そのもぐさに線香で点火し燃焼させます。灸には「せんねん灸」のように台座が付いたものや、燃焼させるもぐさと皮膚の間に生姜やニンニクのスライスや味噌や塩を挟んで行なう隔物灸と言った方法などもあります。

東洋医学では身体を一つの小宇宙として捕らえ、何らかの要因でそのバランスが崩れることで病を発祥すると考えています。その崩れたバランスを鍼や灸を施すことで身体バランスを整え健康な状態へ導いて行く治療法です。

そして、鍼や灸を施す部位がいわゆる「ツボ」です。「ツボ」は全身をくまなく循環する種々の物質(東洋医学では気や血、津液)の循環経路上に身体の内外の状態を反映した反応点であり、治療点でもあります。

もっと詳しい情報をお知りになりたい方は鍼灸net - 国民のための鍼灸医療推進機構をご覧ください。

あん摩・マッサージ・指圧施術とは?

あん摩・マッサージ・指圧とは、身体に対して掌や指、肘等によって機械的刺激(おす、もむ、さする、たたく、震わす、引っぱるなど)を与えることによって生体反応から治療効果を期待し、健康を増進させる手技療法です。

あん摩、マッサージ、指圧の違いとは?

あん摩とは

あん摩(按摩)の按は「おさえる」、摩は「なでる」という意味があります。古代中国で発祥した手技療法で、奈良時代に日本へ伝わったとされています。衣服の上から遠心性(身体の中心から手足に向かって)に施術することが特徴です。

マッサージとは

マッサージ(Massage)という言葉のもとはフランス語で、語源はアラビア語の「Mass(押す)」とギリシャ語の「Sso(こねる)」という意味があります。ヨーロッパで発祥し、明治時代に日本に輸入された手技療法です。オイルやパウダーを用いて、求心性(手足から身体の中心に向かって)に皮膚を直接刺激していくことが特徴です。主に血液やリンパ液の循環を促し、身体の状態を改善していく手技療法です。

指圧とは

指圧は、日本で明治時代末から大正時代にかけて成立した手技療法です。衣服の上から、指や手掌(手のひら)等を用いて、体表の一定部位に圧力をかけます。生体の変調を矯正し健康の維持増進を図ったり、特定の疾病治療に寄与する手技療法です。

もっと詳しくお知りになりたい方はAMSnet 安心・安全・効果的なあん摩マッサージ指圧ネットをご覧ください。

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